何かこう、もう。
夜のテンションで書くと駄目ですね(笑)
とっても粗い文章になってしまったので、ブログに晒して終わろうと思います。
テンションだけで乗り切った文章ほど粗いものはないですね、反省しますw
ごめんねろっくん、それもこれも先週の君が悪いんだよ(責任転嫁)
でも愛はこめたの、本当よ。
では以下。
21話後ですが非常にギャグテイストです。
キャラクラッシュも甚だしい(特にアーデ)
精神が落ち着いてきた方推奨(苦笑)
もう本気で、冗談が通じる方推奨。
チキンのくせにとめられなかったSHO-DO。
・正直22話までの時効かと。
或る3月3日。
暇だ。
CBの一員として暇なのは大層結構な事だ、世の中が平和な証である。
だが暇なのはロックオンただ1人だった。
先日の交戦で、かなりの重傷を負ったものの、何とか持ち直して意識は回復した。
回復したが、回復したのは意識だけだった。
意識は起きているものの体はロクに動かせないし、この先自分の身の振り方がどうなってしまうのかも分からない状態だった。
兎に角怪我人は怪我を治すのが任務だと言われ、毎日ベッドに横たわっているのである。
暇が不安を煽る。
あいつらはちゃんとやれてるだろうか。
途端。
真っ白な部屋が暗転した。
「のぁっ――!?」
停電か、非常事態か、こんな動けない時に限って――。
手元のスイッチを探る、何かあったらこれを押せと言われていた。
が、その手を誰かに遮られてしまう。
何時の間に、一体誰、侵入者か、セキュリティが。
色んな思考が駆け巡り、答えが出る前に、手を掴んだ主が舌打ちをして声をあげた。
「何だ、起きていたか」
「その声――ティエリアか!?」
「え、何。ロックオン起きてるの?」
更に遠く、入り口の方から聞こえてきたのはアレルヤの声。
目が段々暗闇に慣れてくる、アレルヤの傍にいる、もう一つのシルエットは恐らく刹那。
心配していた3人がまさに、目の前に居るという訳だが。
これは一体どういう状況なのだろう。
最初のティエリアの発言はやけに忌々しそうな言い方をしているし、それに続くアレルヤの発言も何やら残念そうな空気を漂わせている。
「全く、折角隠れてこの部屋の電気を外部から落とし、潜入する事に成功したというのに、あなたが起きていては意味がないのですよ」
「いや、そんな偉そうに言われても。っていうか、さり気にとんでもない事言ってる事に気付け」
「仕方ないですね。刹那・F・セイエイ。ライトを正常に戻して下さい」
「了解」
「おい、無視かお前……」
どうにか動く左手をしっかり掴まれたままの状態で、振りほどく事も出来ず。
刹那が室内のパネルを操作したのか、暗闇から再び、見慣れた白い病室へと帰ってくる。
見慣れた病室、見慣れないのは3人のマイスター。
そして。
アレルヤの手元にある、物質。
ちいさな、丸いケーキがトレイにのせられている。
「えっと、これは……?」
「貴方が寝ているスキに枕元において立ち去ろうと思ってたんですよ。それが起きているものだから計画が狂ってしまった」
何故か嫌味が頭の上から降ってくる。
何だ、これはどういう状況なのだ。
ロックオンの頭の中は疑問符で一杯だ。
「ああもう、ティエリアが喋ると話がややこしくなるよ」
その状況を見てアレルヤが苦笑しつつ助け舟を出してくれる。
「今日はほら、ロックオンの誕生日でしょ?」
「へ?」
「だから。このケーキをロックオンの枕元に置いて、起こして、隠れて、電気をつけて、君の反応を皆で見ようって事になってたんですよ」
何だその間抜けな計画は。
そもそも何だって、誰の誕生日だって?
そんな思考がティエリアに読まれたらしい、見上げると面白くなさそうにそっぽを向かれてしまった。
「何ですその顔は。あの衝撃で自分の誕生日まで忘れましたか」
「ちょっとティエリア。その言い方は――」
「うるさいぞアレルヤ・ハプティズム。だが、貴方がこのような状態になってしまった責任は俺にだってある。だからこうやってお礼参りに来たという訳だ」
「ティエリア・アーデ。それは恩返しの間違いだ」
「そうか、そうとも言う」
「いや、大分違うし――」
ティエリアも刹那も真顔で笑いもせずに言うものだから、とりあえずここは自分がツっこむべきだと思ったのだが。
少し、ひっかかる部分が――。
「別に、あれはお前のせいとか思ってないよ。つーかあの状況でお互い生きてるだけでもめっけもんだろ」
「馬鹿な事を言わないで下さい。万が一貴方があそこで死亡していた場合俺にかかる心的外傷がどれ程の負担となるか考えた事があるのですか。今だって、今だってあの光景が、僕は――」
普段通り毅然とした態度で、淡々と言葉を述べていた筈のティエリアが、そこで初めて言葉につまる。
アレルヤは心配そうにその背を見つめていた。
「だから、この位はさせてください」
漸く吐き出した言葉は、語尾が震えているように聞こえた。
「この位って」
いきなり部屋の電気をショートさせ不法侵入したあげく、人を叩き起こしてリアクションをとろうという。
この事なのだろうか。
思考と行動に大分ズレを感じるのだが、これが彼の、彼等の精一杯の励ましのつもりなのだろう。
ならばここは、その好意を有難く受け取るべきだ。
それに、自分の誕生日なんてすっかり失念していた。
ケーキまで準備されて祝われるなど、久しぶりの事だった。
「……ありがとな」
「それじゃ、これは予定通り置いていきますね」
アレルヤが一歩前に踏み出そうとして。
その手を刹那が掴んだ。
首をかしげて、アレルヤは刹那を見た。
「ん? どうしたの?」
「スメラギ・李・ノリエガが」
「スメラギさんが?」
「ロックオンにあまり、勝手にものをあげるなと言っていた。病状にさしつかえるからと」
一瞬の、沈黙。
何それ、俺、犬か何か?
「全く。刹那。そういう事は早く言え」
「仕方ないだろう忘れていたのだから」
「えーそれじゃ、あんまり血糖値あげるようなものあげちゃ駄目だね」
「ならば」
ティエリアの表情が、にやりと歪む。
戦闘中に見せる、人の悪いあの笑みだ。
「我々がそのケーキを貴方の目の前で食してあげる事にしましょう。そうすれば貴方も食べたような気分になるかもしれません」
「ああ、いいねそれ。丁度苺3つしかないんだよね」
「3人で分けやすいから丁度いい」
「え、あの。それおかしくない? おかしくない3人とも?」
「ああ、不思議ですね。何故か最初からフォークが3つ用意されています」
ロックオンの腕を掴んでいない方の手が、何時の間にか3本のフォークを握っていた。
アレルヤも刹那も、何故か半笑い状態だ。
まさか、最初から、仕組まれていたりして。
あのティエリアが任務に対して、予備のプランを立てていないなど、有り得ないのだ。
そう、こんな些細な任務にさえ。
こいつら、最初からこのケーキを俺の目の前で食うためだけに部屋に来やがったな!!
「それじゃあ、ロックオン。誕生日おめでとう。いただきます」
「おめでとう。いただきます」
「よかったな、嬉しいだろう」
「ちょ、あの! 誰が誰の何を祝うって!?」
「ああこら、叫ぶと傷にさわるよ」
「おかしいだろこれ、ちょっとおかしいだろお前等! よくかんがえろ!」
そんな、3月3日。
ロックオン・ストラトスの誕生日ケーキは見事、他の3人のマイスターによって完食されたという。
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たぶん明日これ見て自分で自分に吃驚すると思う。
ろっくんの最後の台詞ですが、たぶんこれ私に向けられた言葉だと思う。
とりあえず、こんだけぎゃんぎゃん言ってるロックオンが見たいです。
この聞かん坊め!とか言ってるロックオンが見たいです。
そういう願いをこめて、今日はおやすみなさい。